コラム
俺物語!(11)~土木1年 中野くんが入学するまで~
2022.06.20
もうひとり土木から、
第11話は環境土木工学科1年の中野陽向くん(別海高校出身)にお願いしました。
彼も普通高校出身だけど、いったいどこで土木の世界に興味を持ったのか??
お話を聞きました。
↑地面の高低差を読んでいる中野君
事務局亀田(以下、亀):土木を目指したきっかけから教えてください!
中野くん(以下、中):TVで震災のニュースを見たことです。もともと防災に興味があったんですけど。
厚真の地震で、家とかが崩れてしまったのを見て、可哀想って言ったらあれなんですけど・・・
そうならないように、未然に防げたら良いと思いました。
亀:もともと防災に興味があったのは、どこからの影響?
中:最近地震が多いし、TVで○年に1度の大地震とかの話題があったり、学校でも習ったりですね。
亀:あ、道東の方は地震が身近に起こるもんね。
中:そうです。
だから防災施設をつくるのが良いんじゃないかと思いました。
そのためにはどんな仕事があるか調べていたら、父から公務員に技術職があることを教えてもらいました。
亀:お父さんは技術職公務員ではないの?
中:いえ、公務員なんですけど一般のほうです。
亀:なるほど。
札幌工科のことはどこで知りましたか?
中:高校3年の5月くらいに、担任の先生から聞きました。進路に詳しい先生で。
最初は一般職の公務員を希望してたんですけど、技術職になるなら、土木に関するエキスパートになれて、資格が取れるので、ここが良いって。
亀:技術職には「資格」が大事って考えたんだ?
中:そうですね。
資格があることによって就職に影響があるし、仕事をするときにちゃんと理解して人に指示ができると思います。
大学とも比べたんですけど、大学は一般科目もたくさんあるので、それよりは土木に関することを2年間で集中してしっかり学べる専門学校を選びました。
亀:高校時代、数学とか理系は得意な方だった?
中:数学はある程度できる方で、好きです。
理科はなんというか、中の上くらい・・・かなぁ。
やっぱり数学ができないと、測量や構造力学がむずかしくなります。
亀:札幌工科の難易度はどう?
中:難しいです。
難しいけど、頑張ればついて行けます。
わからない所は高専から来たクラスメイトに聞いたりしています。
亀:これまでの授業で印象に残ってることや、初めて知ったことは?
中:うーん・・・
「測量テープ」って言葉が「巻き尺」の意味だったこと。テープと言ったらセロハンテープのイメージでした。
あとは、うーん・・・(しばらく考える)
亀:すぐに浮かばないかな?
例えば、『定数』←これ何て読むか習った?
中:あ、『じょうすう』ですよね。
そういう業界用語とか、機械の名前とか、値段も初めて知りましたね。
亀:そうそう、数学では『ていすう』だけど、測量業界では『じょうすう』なんだよね。
最後に、これから頑張りたいことは何ですか?
中:技術職公務員になるために、しっかり土木施工管理技士と測量士補の資格を取りたいです。
あと、自分はコミュニケーションがあんまり得意ではないので、もうちょっと人と喋れるようにしたいです。
亀:え、ほんと?
すごい上手に喋れてると思うけど・・・。
今日はどうもありがとう!
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